SVとは

 

SV(サイドバルブ)とは、4サイクルレシプロエンジンの1形式で、「側弁式」や「フラットヘッドエンジン」とも呼ばれます。

現在の自動車やオートバイのエンジンはDOHCやSOHCという形式が主流となっていますが、サイドバルブはすでに旧式とされているOHV形式よりさらに古い形式の機構で、実用されていたのは1950年代くらいまでで、現在ではほとんど使われていません。
それは、燃焼室が横に長く広い形状になってしまうため圧縮比を十分に上げることができず、熱損失が大きくデトネーションやバックファイアなどの発生率が高いこと、さらに吸排気の流れが悪く、火炎伝播に時間がかかるためエンジンの許容回転数が4,000rpm程度と、ディーゼルエンジンより最高出力が低くなってしまうという弱点があったからで、これらの欠点を解消すべくレシプロエンジンの構造はサイドバルブからOHV、そしてDOHCやSOHCへと進化していくのです。

一方で、サイドバルブの利点としては、構造が非常にシンプルであり、生産性が高く、製造コストを抑えることができるということが挙げられます。
また簡単な構造であるということは、エンジン本体をコンパクトにでき、駆動箇所が少ないので丈夫なエンジンになるということでもあります。特にシリンダーヘッドには点火プラグ以外の付属部品が不要なのでエンジン高を低く抑えることができ、ヘッドを外しての修繕や調整も簡単に行えます。

 

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